仕事のストレスを感じたときの対処法

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人間は常に何らかのストレスを感じるもので、適度なストレスは良い意味での刺激にもなります。しかし、限界を超えるストレスは心身を損なうこともあり、最悪のケースでは命にもかかわります。

過労死の原因として多いのは、個人に対して過度な仕事量や役割を担わせることですが、それに職場での孤立やいじめ、ハラスメントなどが加わるとリスクは急上昇します。

人格の否定や人権を無視する行為、過密な業務の押しつけは、上司や先輩などの組織上の上位者によって行われる場合が多いです。

個人の言動によるものであっても組織全体の問題であり、そうした行為を見過ごしている経営者にも責任があります。また、仕事の成果を適切に評価されず、昇給や昇格がないなど、努力しても報われないこともストレスになります。

 

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長期にわたって過度なストレスにさらされると心身に変調をきたします。

情緒不安定や体調不良は、心と体が限界に近づいていることを訴えるサインです。

体調不良だけでなく、感情の浮き沈みが極度に激しくなる、几帳面だった人が身だしなみや整理整頓ができなくなるといったあらわれ方もあります。

このような兆候を自覚したら原因となっているストレスを回避し、場合によっては治療を受ける必要があります。

早い段階で対処できれば、それだけ心身に受けるダメージが少なくすみます。

 

まずは、ストレスの原因に向き合う必要があります。仕事上の課題や職場環境に原因があるなら、まずは上司に相談すべきです。

上司がストレスの原因になっている場合は人事部門や社内の相談窓口に相談しましょう。

社内での解決が難しい場合は自治体やハローワークなどの公的な相談窓口、弁護士などの外部機関、また医療機関の受診も考えましょう。

 

 

ストレスによる体調不良を感じ、心療内科を受診する人も増えています。心療内科は身体的な不調を診療する科であり、精神の症状を治療するのは精神科医です。

自分ひとりで抱え込まないでこのような対処法もあるのだと知っておいてくださいね。

皆さんが健康に生き生きと働けるよう、ストレスの心当たりを感じたら重くなる前に早めに芽を摘みましょう。