仕事がうまくいかない人の原因と特徴。対策も

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社会人なら誰しも仕事がうまくいかないと思う時期はあると思います。

社会人になってから、全てが順調にいく人はほとんどいません。

人生の中で仕事がうまくいかないというのは、人生の一時期のことであり、そういう時期があるのは当然のことで、人生を過ごす中では、誰もが試練を乗り越えなければならないし、乗り越えられるものであることが分かるのです。

従ってなんで自分だけ仕事がうまくいかないのかと思い悩むのは、あまり意味がありません。

自分だけではないですし、それはあなたの人格を否定するものではありません。

では仕事がうまくいかない人の原因と特徴、対策について解説します。

 

1.仕事がうまくいかないと悩む原因になる可能性がある原因を挙げます。

経験不足

些細なミスを繰り返す

仕事の先のことまで考えられない

人間関係がうまくいかない

悩みすぎてストレスが溜まっている

変化への対応が遅れがち

体力がない

今やっている仕事が不得意分野である

 

思いあたる人もいるのではないでしょうか。

 

仕事がうまくいかない原因で最もあてはまるのが、経験不足です。

これは当たり前で、どんな仕事であれ、初めて経験すれば、その仕事をする上での知識のようなものは持ち合わせていません。

よほどど完璧なマニュアルがあったり、すごく教え上手な上司や先輩が教育係になった場合以外、最初はうまくいかなくて当然です。

陥りがちなのが、学生時代に成績が優秀だった人。

学生時代に成績が優秀だった人は、ある程度決まられた範囲の知識を事前に蓄え、いい成績をとってきた人が多いです。

ただ、仕事は、事前に準備できることはあるにせよ、お客さんからのクレームなど突発的な対応、自分の守備範囲とは思っていなかった仕事を突然任せられたりと、スケジュール通りに進みません。

こうしたことが頻繁に起こるのが仕事であり、こうした事態にうまく対応できるかが、仕事の成否を分ます。

特に新卒で入社し、転職先や異動先で今までやったことない仕事に携わる人は、最初はうまくいかないのが当たり前です。

 

経験不足と関係しますが、学生と社会人の違いはミスが許されない点です。

入学試験や学校の試験は、間違えた部分があっても、合格点に達していれば良しとされます。

しかし、社会人でお客さんへの納期に間に合わなかったり、完成品に欠陥があれば、ビジネスが成り立ちませんし、会社の損失につながります。

そのため、大きなプレッシャーがかかり些細なミスを繰り返してしまうことになります。

おおざっぱな性格の人は別にして、些細なミスはゆっくり落ち着いて仕事をしていないことから生じるので、その点を改善すればいいです。

 

目の前の仕事に追われ、緊急性や重要性の高い仕事を後回しにしてしまうのも仕事がうまくいかない大きな原因です。

仕事には優先順位があり、どの仕事を先にすべきか判断するのが大切になります。

大口の取引先の案件、トラブルが起こり緊急を要する案件など、優先順位が高い仕事になります。

上司から命じられた仕事は、優先的に行わなければいけないケースが多いです。

優先順位が高い仕事を見分けるには、その仕事を優先的にやらなかった場合、どういう結果になるかの見通すことが重要になります。

そのため、周囲を含めた仕事の全体像を把握する必要があるでしょう。

 

会社などの組織内で仕事をする場合、人間関係がネックになるケースが多いです。

学生時代と違って会社は仲の良い仲間が集まってできた集団ではないからです。

会社は人事担当者が会社の利益に貢献できると判断した人を採用し、そう判断された人たちが集まった集団ですから、利益を追求すべく集められた集団です。

互いに相性がいいか悪いか関係なく、周囲の人と仕事を円滑にしなければ成り立ちません。

ここをはき違え、あの人とは合わないから仕事がうまくいかないというのは、あってはならないことですが、お互い生きてきた経歴も性格も違う人の集団ですから、合う、合わないはあって当然です。

 

以上のようなことを冷静に分析できず悩みがちになると、余計に仕事がうまくいかなくなります。

経験不足や人間関係からくる悩みは、ある意味での割り切りが大切になります。

与えられた仕事、与えられた環境にうまく適応するしかないのが、厳しいですが真実です。

 

経験不足の項目で述べましたが、人は経験していないことに対して、慣れるまで時間がかります。

仕事も、慣れたやり方を変えるのはなかなか難しいです。

しかし現代の世界は変化が速く、テクノロジーの進歩の速さはすさまじいものがあります。

ITやWEBの世界では常に技術革新が起こり、それは既存の産業にも大きな影響を与えています。

テクノロジーの進化に取り残された場合、現代の世界では、経済的にも厳しい状況に置かれます。

会社でも、事務作業をロボット化する「RPA」が導入されるなど、テクノロジーがどんどん仕事への影響を強め、個人でも変化への対応が遅れがちである場合、仕事がうまくいかないとなってしまうのが現実です。

 

知識や経験と同時に仕事に最も必要なのが健康な肉体です。

身体を動かす機会がなく、その憂さを飲み会で晴らす。

そんな生活を続けていると不健康になってきます。

サラリーマンはPCを使わずには仕事ができなくなっているため、PCを使った仕事を続けて目、肩、腰などに大きな負担がかかり、健康的でなくなります。

健康な肉体でなければ、精神も病んでいき、仕事にも影響を及ぼすようになってきます。

その結果仕事がうまくいかないとなります。

 

人気があるから、なんとなく格好いいから、そんな理由で仕事を選んで、自分には合わない仕事だったことはよくあるケースです。

特に新卒時の就職活動では、こうした理由で企業選びをしたもの、大企業であればあるほどさまざまな職種があるため、自分に合わない部署に配属されるケースは多々あります。

それでも頑張って仕事に取り組めればいいですが、法律や会計の知識や資格を持っているのに営業部に配属された、ということになるとやる気が失われ仕事がうまくいかないという結果に。

 

2.仕事がうまくいかない人の特徴ものもあります。

以下のような特徴がある人ほど、仕事がうまくかない可能性があります。

 

上司とコミュニケーションが苦手

仕事の優先順位付けが苦手

机やデスクトップの整理整頓をしていない

同僚と比べてしまう

自分の立ち位置が分からない

 

上司は最大の顧客という考えがあります。

自分の仕事を遂行する上で、まず上司を満足させないことには、仕事ははかどりません。

上司に適性を見出してもらい、適性に応じた仕事を与えられて結果を出し、公正な評価を得る。

これに対し、どうしても自分のやり方に固執し上司の言うことをきかなかったり、自分では結果を出しているつもりでもそれが上司の求めるものでなければ、上司を満足させ、適正な評価を得ることはできません。

自分は上司に媚びたくないとして反骨精神をあらわにする人がいますが、サラリーマンに関しては、これは間違った行動です。

上司の心をつかみ、成果を出しているので評価され、それが媚びると見えるなら、大いに媚びるべきです。

 

仕事がうまくいかない原因でもように、仕事の優先順位付けが苦手な場合、仕事がうまくいかないケースが多いです。

自分に割り振られた業務の全体像を把握し、緊急性、重要性を理解できなければ仕事がうまくいかない結果となるのです。

 

机やデスクトップが整理整頓されてないことは、頭の中の整理ができていないことを表してる場合が多いです。

仕事の全体像を把握するのに障害となり、周囲の同僚を不快にさせるケースもあります。

 

会社は利益を追求する集団であり、会社に貢献できる人材であると見込まれたからこそ、あなたは会社に採用されたのです。

ただ、同じ採用されたとしても、必ずしも皆が同じ役割を期待され採用されたわけではなく、会社側はそれぞれの適性や能力を見極めて採用したわけですから、同僚と全く同じことを期待されているケースは低いです。

同僚をライバル視するあまり、何でも比較しようとするのは間違っている可能性が高いです。

自分には自分、同僚には同僚に期待される役割があるのです。

 

特に上司とのコミュニケーションがうまくいっていない場合、自分の役割を見失うことがあります。

この場合、会社や部署内で自分の立ち位置がわからなくなり、何をしていいかわからず仕事がうまくいかないと思うようになります。

 

3.仕事がうまくいくようになるには。

うまくいかない原因を可視化する

他人と比較しすぎない

定期的に運動する

うまくいっているパターンを習慣にする

上司や同僚は人事異動で変わると認識する

休息はしっかりとる

失敗から学ぶ

完璧主義をやめる

意識の方向を変えられるものを持つ

 

うまくいかない原因をしっかり認識するということです。

ただなんとなくうまくいかないと焦っても、解決策は見つかりません。

最もいい方法は、うまくいかない原因になっていると思われることを、紙に書き出し、うまくいかないのは、経験不足からなのか、人間関係からなのか、可視化して対策をとります。

カウンセリングなどでも、まずは自分が思っていることを書いてもらうことも多く、この方法は悩んでいる人にとっては、対策の第一歩といえるでしょう。

 

仕事がうまくいかない人の特徴で、同僚と比べてしまう点を挙げました。

本来会社から期待されていることは人それぞれなのに、過剰に同僚を意識し、仕事がうまくいかなくなるケースです。

この場合は、同僚と自分とを比較せず、自分の得意分野を積極的に伸ばせばいいかもしれません。

自分が得意なことをいかし、自分で自分の仕事をつくる手もあります。

どんどん積極的に企画を提案して、採用されたらしめたものです。

自分の得意分野で仕事をすることで成果も出やすくなり、上司や同僚との関係も自然と良くなることが期待できます。

 

仕事がうまくいかない原因で体力がないことを挙げました。

実はこの原因こそ、最も対策が容易であり、かつ対策をすることによる効果がでやすいです。

対策はただ定期的に運動すること。

休日に家のまわりを散歩したり、毎日地下鉄の通路を階段で登るようにする、といったことだけでも、十分に効果が期待できます。

身体の柔軟性を高める目的で毎日お風呂上りにストレッチをする、というのも効果的でしょう。

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私たちの仕事で、やっていると一定の勝ちパターンのようなものが見えてくることがあります。

その勝ちパターンを見つけたら、極力それを習慣化し、成果を出し続けることを心がけます。

あの時うまくいったから、今回も同じ方法でやってみようということを繰り返すことで、仕事がうまくいく可能性も高まります。

 

人間関係は、仕事の中で占める比重が大きく、うまくいかない原因にもなるものですが、間違えないでほしいのは、今の人間関係が永遠に続く、ということはないという事実です。

上司や同僚とうまくても、会社には組織変更や人事異動が一定の期間ごとにあることが多いです。

最近では転職する人も増えてますから、相性が悪い上司や同僚が会社を辞める可能性もあります。

今の状態がずっと続くことはない、と思いながら、いまある環境の中で自分なりの成果を出すように心がけることが、仕事がうまくいくことにつながるのです。

 

仕事がうまくいかないと感じている場合、思い切って休暇をとり、一日ゆっくりすごすのも、いいかもしれません。

日本の会社は休みづらく、病気か、何か特別なことでもない限り休めない雰囲気がある会社も少なくありません。

ですが、そのような会社であっても、周囲に迷惑をかけないように準備し、上司に事前に報告し休暇をとれば、リフレッシュにもなり仕事にいい効果をもたらすはずです。

また、出勤した日でも、休憩時間に肩をまわしたり、水分を多くとってトイレに行く回数を増やすなどして、自分なりにリフレッシュするのも効果的です。

 

仕事は学生時代と違って、基本的にはミスが許されない世界です。

ですが、失敗は誰しもが冒しすもので、一回冒したミスは二度と繰り返さないようにすることが肝心です。

何度も同じミスを繰り返さないよう、失敗から学ぶ姿勢を身に付けましょう。

 

完璧主義の人はプライドが高い人、と言い換えられます。

プライドが高いあまり、分からないことがあっても周囲の人に聞けなかったり、失敗したらそのことばかり気にしたりすることも多いと思います。

仕事がうまくいくようになるために、プライドを捨て去り、完璧主義をやめることも一つの方法です。

もともとプライドが高いということは、自信があってのことだと思いますので、それを裏打ちするスキルや能力を持っているケースが多いです。

従って、完璧主義をやめることで、リラックスした状態でそのスキルや能力を活かすことができます。

 

仕事がうまくいっていない時は、仕事のことばかり考えてしまいます。

そんな時こそ、意識を切り替えて、一旦仕事のことを考えないようにしましょう。

音楽を聴いたり、友達と会ったり、カフェでくつろいだりと、人それぞれで没頭できるものがあるはず。

一旦その世界に浸て、仕事に意識を戻したほうが、仕事の面でも新しいアイデアが出やすくなります。

従って、仕事から完全に意識の方向を変えられる何かを持つことで、逆に仕事がうまくいく可能性が高まります。

 

 

仕事がうまくいかないと思うのはあなただけではありません。

どうか迷った時はこの記事のことを思い出して自身の力で道を拓けることを願っております。