若手社員の先輩、上司に相談できない悩み。
若手社員の方にありがちなお悩みをあげてみます。
わからないことがあっても聞きづらい。
状況 同じことを何度も聞いてしまう。先輩や上司が忙しそうで遠慮してしまう。
対策 質問に答えるのも先輩や上司の仕事のひとつ。
申し訳なく思うなら、質問するタイミングや聞き方に配慮するだけで充分。
思うように仕事を進められない。
状況 作業が遅くスケジュールどおりにできない。出来栄えが悪い。
対策 同じ仕事を経験した人にストレートにコツを聞いてみる。
教えてもらえなかった場合は、慣れる以外に方法がない可能性大。
自信がもてず、何ごとも積極的になれない。
状況 自分の知識や作業に不安があり、意見を聞かれても言い出せない。
対策 一部の例外を除いて慣れるまでは誰もが経験すること。
仕事を任された当初は慎重になるくらいが先輩や上司としては安心できる。
周囲と価値観を共有できない。
状況 職場や会社にとけこめない。うちわ話に共感できない。
対策 共通の体験がない状態でうちわ話に共感できるほうが珍しい。
表面上であわせるより周囲の人を知る努力をし、自分を知ってもらう機会をつくろう。
悩みがあるのはあたりまえ 学生時代に職業訓練を積むことが多い欧米と違い、日本の若手社員は完全に独り立ちするのに2、3年かかる傾向があります。
日本でもインターンシップなどが普及し、将来的には変わってくるかもしれませんが、そうした人材育成も日本の文化といえるでしょう。
環境や個人差もありますが、実際に悩みが深まるのは、入社直後よりも仕事や会社に慣れて周囲が見えてくる頃です。
仕事や会社に関する知識が身につき、仕事上の課題やギャップへの「気づき」ができたからこそ悩みが生まれるのであり、社会人としては"少し"成長したともいえます。あくまで"少し"であるのは、「気づき」の基準が若手社員なりの知識なので、経験を積むことでより高く、広い視点が持てるようになるからです。
自分なりの課題を持てるのは成長の証です。
成長したからこそ生まれる悩みを、自分の意志で「課題」に置き換えていきましょう。
若手社員によくある、先輩や上司には相談できない悩み 先輩や上司もかつては若手社員 若手社員の悩みは、経験を積むことで自然に解消していくことが多いです。しかし、そのときに感じている不安や苦しさは本物です。
そんなときに周囲に相談してみることが助けを得る第一歩になりますし、口に出しただけで楽になることもあります。
理解してもらえないのではと思いながら相談しないのはもったいないことです。
先輩も上司も昔は若手社員だった人たち。また、自分と考え方や理解が違っていると違う視点での助言をしてくれる可能性があります。
相談を機に共感ができることも出てくるでしょう。
臆さず相談をしてみる勇気をもってみてください。