仕事に行きたくなくなる理由と対処法。

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平日の朝「もう朝がきてしまった」「仕事に行きたくない」と感じたこと、ありませんか?重たい心と体に鞭を打って支度をし、満員電車に押し込まれ出社する......。

考えただけで心が締め付けられ、涙が出そうになってしまう方もいるかもしれません。

一刻も早く今の辛い状況から抜け出すために、ぜひご参考にしてみてください。

 

1.あなたと同じように「仕事に行きたくない」と思っている人は多いです。

今の仕事や職場に満足し「仕事に行きたくないと思ったことは一度もない」「毎日仕事に行きたくてたまらない」と感じている人の方が、むしろ少ないでしょう。 また、新型コロナウイルス感染拡大が続いている今、「仕事に行きたくない」というのは、自分を守りたいという意識があるからとも考えられます。 しかし、「行きたくないから行かない」で済ませられないのは、経済的な理由や職場における周囲の目が大きな要因といえるでしょう。

「仕事にいかなければ、この先の生活が立ち行かなくなるかもしれない」 「上司や同僚に迷惑をかけ、批判を浴びるかもしれない」 そんな不安や周囲の評価を考えずにはいられないはずです。 ですが、「仕事に行きたくない」と思ってしまう自分や、行きたくないと思いつつ周囲の目を気にして変われない自分を責めることはやめましょう。

行きたくないという気持ちは、誰しも一度は抱くであろう感情であり、特にこのコロナ禍の中、決して「悪」ではありません。

むしろ、その感情をきちんと受け止めて対処することが大切です。

感情を抑圧し続けてなにもかもが嫌になってしまう前に、順番に対処法を紐解いていきましょう。 

 

2.私たちが感じる「仕事に行きたくない」という感情は、日々のさまざまな出来事によってもたらされています。

仕事に行きたくない理由として最も多いうちの一つが、「人間関係での悩み」です。

上司からのパワハラ、口うるさい先輩など、さまざまな人間関係の悩みを抱いている人は多いです。また、朝なかなか起きられない、仕事が深夜に及ぶ、リラックスできない、などの理由も考えられます。 また、これらの理由は実際の退職理由にも反映されており、厚生労働省が実施した「令和2年上半期雇用動向調査」において最も多い退職理由は、「職場の人間関係が好ましくなかったから」でした(定年退職やその他の理由を除く)。

2位以降は、「労働時間、休日などの労働条件が悪かった」「給料など収入が少なかった」と続き、それらを総括するように「会社の将来が不安だった」と答える人も目立ちます。 いずれにしても、自分だけでコントロールしきれない悩みやトラブルが退職を助長する大きな要因であることがうかがえます。 

 

3.「まず、「仕事に行きたくない」という感情を無理に押し込めたり見て見ぬふりをしたりするのはおすすめできません。 こんなことを考えてはだめだ、社会では通用しない...と自分自身の気持ちを否定し続けていると、あなたの心はあなたの想像以上に疲弊してしまいます。

コロナ禍の中ではありますが、あえてここでは、仕事に行きたくないという感情をもちながら仕事を続けることに、どのようなリスクがあるのかを考えてみます。

 3-1.仕事に行きたくないという気持ちがある時には、本来あなたがもっているモチベーションやパフォーマンスが低下している可能性が高いです。 その状態で仕事に取り組んでいては、「集中力が保てずミスを犯し自己嫌悪」といった負の連鎖が起きる危険も高まります。

 3-2.仕事に行きたくないと思いながら仕事をしていると、その気持ちが周囲の上司や同僚に伝わってしまう可能性もあります。

本人が意識せずとも、どこかに「やらされている」という感情が出てしまい、それが周囲に伝わってしまうことで、意欲がないと思われたり信頼を失ってしまったりすることに繋がります。

 

4.まずは「自分はいま、仕事に行きたくないと感じている」というありのままを受け止めることが大切です。その次に大切なのが、「なぜ仕事に行きたくないのか?」という理由を考えてみることです。

今一度、自分の気持ちを振り返ってみましょう。

 4-1.休み明けで気分が乗らない 休み明けで気分が乗らず仕事に行きたくないと思うことは、多くの方が経験しているはずです。特に連休明けとなると、休み中の解放感から一気に現実に引き戻されるギャップに苦しむ方も多いでしょう。

 4-2.人間関係で悩んでいる 上司、同僚などの人間関係に悩んでいると、仕事に行くのが億劫に感じられ、「今日もまたあの人に会わなきゃいけないんだ」「今日は何を言われるんだろう」と憂鬱になってしまいます。

 4-3.仕事でプレッシャーを感じる、ミスばかりしてしまう 仕事で何らかのプレッシャーを感じている時は「仕事に行きたくない」と感じてしまいがちです。

大きな仕事が控えていたり、責任感が強いゆえに周囲の期待を必要以上に感じ取ってしまったりなど、プレッシャーの原因はさまざま理由が挙げられます。 それらのプレッシャーは、時にミスを誘発してします。

過度なプレッシャーに晒される中で自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる方はそう多くはないでしょう。

 4-4.●人員不足で業務のボリュームが大きく、すぐにタスクがたまってしまう ●常に納期に追われ、心身の休まる暇がない ●連日の残業や休日出勤が続く このような時にも「仕事に行きたくない」と思ってしまうかもしれません。たとえ「仕事が好きでやりがいをもって働けている」という場合でも、体に疲れが蓄積されダメージを受けていると、本来の気持ちとは裏腹に仕事が嫌になることは十分に考えられます。

 4-5.仕事にやりがいが感じらない状況も「行きたくない」と思ってしまう要因の一つとなります。

楽しさや面白味を感じられない、人の役に立てている実感がない、達成感が味わえないといった状況では、仕事に行きたいとは思えなくなるでしょう。

やりがいがなければ、仕事を頑張るモチベーションも見出せません。

仕事の目的がただ生活費を稼ぐためのものになってしまい、負のループから抜け出せなくなります。 

 4-6.通勤がストレス 仕事自体に不満はないものの、コロナ禍の中で通勤することへの不安から仕事に行きたくないと感じてしまうこともあります。

 4-7.プレッシャーを感じている 仕事にプレッシャーを感じている時は仕事に行きたくないと感じる人が多いと思います。「責任感の強さゆえ」「大きな仕事が控えている」「上司からのプレッシャーが大きい」という外的要因から必要以上にプレッシャーを感じてしまうなど、性格による要因も含め様々なケースがあります。

 4-8.給与や待遇に満足できない 給与や休日、福利厚生などに不満を抱えていると、仕事に行きたくないという気持ちが強くなります。また、自分の貢献に対して会社が正当な評価をしてくれないと、仕事に対するモチベーションが保てなくなってしまいます。

 

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5.仕事に行きたくない時に行くための方法 「仕事に行きたくない」と思う理由は人それぞれ。

なぜ仕事に行きたくないのかの根本の部分が分かってきたら、次は「どうすればいいのか」を考えていきましょう。

精神衛生上、いつまでも仕事に行きたくないという気持ちを抱え続けるのは避けるべきです。では、その気持ちを解消する方法はあるのでしょうか? ここでは、仕事に行きたくないと感じた時に試してほしい対処法を紹介します。

 5-1.どうしても気持ちがついていかない時は、思い切って休暇を取りリフレッシュしましょう。

仕事を休むことに罪悪感があるかもしれませんが、気分転換をして少しでも気持ちを立て直した方がその後の仕事の効率も向上し、あなたの精神状態も改善されるはずです。

これから先の人生をより良くするための「先行投資」と考えてみてください。

 5-2.自分にご褒美を用意するのも効果的です。

「今日仕事を頑張ったら、帰りにコンビニでスイーツを買って帰ろう」など、仕事終わりのちょっとした楽しみを考えておくと、いつもより仕事に行く意欲が湧いてくるかもしれません。

 5-3.一人で抱え込まず、同僚や友人に相談するのも良いでしょう。

自分にはない視点でアドバイスをくれて新たな気づきが得られたり、言葉にして話すことでストレス発散できたりして、仕事に行きたくない気持ちが軽減されることが期待できます。

 5-4.自分の仕事ぶりに自信がもてないという理由から仕事に行きたくないと感じている場合は、自分の強みや長所をノートに書き出し客観視してみましょう。

ノートに書き出し視覚化することで、自分が仕事で頑張ってきたことや仕事を通じて成長してきたことがあらためて実感でき、モチベーション向上のきっかけとなります。 

 5-5.精神面の不調は、生活習慣の乱れからきている可能性もあります。最近の生活習慣を見直し、良くない点は改善していきましょう。

早寝早起きやバランスの取れた食事、適度な運動などを心がけるだけで、心も体も整うはずです。 

 5-6. 上記の方法を試してもあまり効果が得られない場合は、「そもそも自分は何のために働いているのか」という根本的な部分を深堀してみてはいかがでしょうか? とにかく、頭の中に思い浮かぶ「あなたが働く理由」を書き出してみましょう。

あなたの中に秘められていた仕事に対するモチベーションが見つかるかもしれません。

 5-7.実行の難易度は少々高くなりますが、職場から近い家に引っ越すのも効果が期待できます。通勤にかかる負担を減らせれば仕事に行くハードルが下がりますし、「職場に行けばどうにかなるけれど行くまでが辛い」という方も多いので、状況が許せば試す価値はあるでしょう。

 5-8.職場という環境そのものにストレスを感じているのであれば、働き方を変えるのも一つの手段です。

職場が自宅になれば、仕事に行きたくないという感情はそもそも生まれようがありません。たとえ面倒な業務や嫌な業務が発生しても、自宅で仕事ができれば多少は気持ちが楽になるはずです。 

 

 

仕事に行きたくないと思っている人は結構思っている人が多いんです。

自分を責めたり、後ろめたい気持ちになる必要ないんです。

これを機に自分の心と向き合っていい解決方法を探っていってくださいね。