理想の上司になるためのポイント!

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コツコツ努力を重ね、いよいよ部下を持つ立場になったあなた。 しかし、いざ上司になってみると「部下にとっての理想の上司像」に悩む方も多いのではないでしょうか。また、異動や新年度で新しい部下をもつことになった方にも同じことが言えるかもしれません。

今回は、理想の上司となるために知っておきたいポイントや、身につけたい要素について紹介していきます。

部下と良好な関係を構築し、良いチーム、良い職場を作っていきたいと考えている上司の方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 理想の上司がいる部下のメリット

まずは部下の立場になって考えてみましょう。

自分が部下にとって「理想の上司」になることで、部下はどのようなメリットを享受できるのでしょうか?

理想の上司がいる部下は、働くモチベーションを高く保てるようになります。

部下にとって理想の上司の存在は、「自分もこんな風に仕事ができるようになりたい」という憧れや目標を部下に抱かせ、自らの成長に対する活力や原動力を高めることができます。

身近に理想の上司がいることで、悩みや不安な事柄を相談しやすくなります。 また、上司に直接的な内容を相談しなくても、何気ない世間話から自ら新たな視点に気づき、状況を打開していける可能性もあります。

理想の上司の元で働いた部下は、「もし自分が上に立つことになったら、こんな立ち振る舞いをしよう」とイメージを持つことができ、ゆくゆくは自らも同じように部下から理想とされる上司になれるでしょう。

理想の上司の振る舞いや仕事ぶりを間近で学び、自然に自分のものにできるようになります。

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2. 理想の上司でいることのメリット 部下にとって理想の上司でいることは、あなた自身に以下のようなメリットをもたらします。

自分自身が良い上司でいられれば、自然と良い部下に恵まれるはずです。はじめはうまくコミュニケーションが取れなかったとしても、真摯に向き合っていくことで徐々にうまく連携できるようになるのではないでしょうか。

子供が親の背中を見て育つように、部下も上司の背中を見て成長していきます。

部下は、自分自身を映し出す鏡であると認識しましょう。

会社側が管理職に求めるものは、社員のスキルやパフォーマンスの向上です。そのため、自分自身が良い上司となり部下が成長していくと、上司であるあなたの評価も向上していきます。

 

3. 部下が思う理想の上司とは?

部下が理想とする上司には、以下のような特徴があげられます。理想の上司となるために押さえておきたいポイントです。

そつなく仕事をこなし確実に結果を出している姿に、部下は尊敬や憧れを抱きます。逆に、上に立つ存在なのにも関わらず仕事に対して不誠実だったり、最後までやり遂げられなかったりするような人物では、この人についていこうという気持ちはなかなか湧きません。 まずは、ビジネスパーソンとして尊敬できる存在であることが非常に重要です。

部下は上司に対して、社会人としての立ち回り方や自社の仕事について熟知し、広い視野で物事を捉えられる存在であることを期待しています。 そのため、物事を俯瞰し臨機応変に対処できる上司は、部下から見て「尊敬できる理想的な上司」となります。

いつまでも熱意をもって目標に向かって努力している上司は、部下の目にも魅力的に映ります。

更に言葉だけで終わらず確実に目標を達成できれば、より説得力をもち、背中を追いかけたい理想の上司となります。

部下は、自分の成長やキャリアプランを考えてくれる上司に対して信頼や安心感を抱きます。

友達や先輩であればただ単に優しかったり包容力があったりするだけでも十分ですが、会社や仕事においては成長や成果が求められるため、そこにコミットできるかどうかが重要になってきます。

成果を上げた時にきちんと褒められる上司は、まさに理想の上司です。褒めるべき場面できちんと褒めることで、上司と部下の信頼関係が強固となり、部下はさらに成長しようと努力を重ねていきます。

ミスやトラブルが発生したときにしっかりとサポートしてくれる上司は、いざという場面で頼れる存在です。

しっかりと裁量を持たせた上で、成長を妨げないよう問題の解決を上手くサポートしてくれる上司は、一緒に仕事をするうえで理想的な存在です。

優れた上司は、たとえ部下がミスをしても、感情的になったり人格を否定したりするような叱り方はしません。結果だけで判断せず、経緯も理解し向き合う上司がいることで、部下は上司を信頼し成長していきます。

 部下一人ひとりの資質を見極め、それぞれに合わせた仕事の割り振りで能力向上を促せる上司は、部下にとって理想の上司です。

人にはそれぞれ向き不向きがあり、得意な仕事と不得意な仕事があります。その適性を把握して良いところを伸ばすような仕事の割り振りができる上司の下であれば、のびのびと仕事に打ち込めます。

部下が「話しやすい存在」として上司を捉えることも重要な要素です。

円滑なコミュニケーションが取れ、仕事に対する悩みや不安を相談できる人物こそ理想の上司といえるでしょう。

部下から理想とされる上司は、話しやすい雰囲気を醸し出しています。いつでも話しかけやすいので、世間話や仕事に対する悩み、不安を相談しやすくなります。また、普段から対話を重ねていることで部下の変化にいち早く気付くことも可能になります。

話しやすさに加え、横やりを入れず最後まで話を傾聴できる上司は、部下にとって理想的です。

部下の悩みや意見を頭ごなしに否定せず、一旦受け入れてくれる器の大きさは、理想の上司に必要な要素です。

 

4. 理想の上司になるために心掛けること

では、部下の理想の上司となるために、今から心掛けるべきことは何でしょうか。

ポイント1.論理性をもつ 仕事をしていくにあたり、論理や根拠が薄い指示や指摘は場を混乱させます。

理想の上司になるためには、論理的思考が欠かせません。

感覚的や感情的な指示ではなく、一から論理的に筋道を示すことで、部下は安心して仕事に取組めます。

ポイント2.まずは自分が仕事を楽しむ 上司が楽しそうに仕事に取り組む姿は、部下に希望や向上心を与えます。

今は目の前のことに精一杯な部下たちも、あなたが楽しそうに働く姿をみて、「いつか自分もこんな風に楽しく働けるようになりたい」と思うことでしょう。

ポイント3.小さなことでも有言実行 部下は上司が思っている以上に、上司の一挙手一投足をみています。

一度口にしたことは、些細な事柄でも有言実行しましょう。

しっかりと最後までやりとげる姿を見て、部下はあなたに信頼や憧れを抱きます。

ポイント4.清潔感を保つ 仕事への取り組み方やコミュニケーションも非常に重要ですが、「理想的なかっこいい上司」になるには見た目も重要です。

外見は、相手に与える第一印象を大きく左右する要因です。

内面だけでなく外見にも気を配り、相手に与える印象まで気遣えるようになりましょう。

たとえば、 髪型をきちんと整える 爪を短く切りそろえる シワのないスーツ、シャツを着る こまめに靴を磨く などを心がけ、相手に不快感を与えない身なりを保ちましょう。

ポイント5.積極的に話しかける 「話しかけやすいこと」が理想の上司の条件であると述べましたが、自分から話しかけていくことも大切です。

自分からはなかなか話しかけにくかったり、自分よりも忙しいであろう上司に話しかけてもよいか迷ってしまったり、ということもあります。 とされるためにはそう コミュニケーションとは、決して飲み会のような場を指しているのではありません。

理想とされる上司は、お酒の力を借りずとも仕事の場でうまく部下の状況を見極め、コミュニケーションを図れる人物です。

 

 

部下にとって上司がどのような人物かは仕事のモチベーション等に関わってきます。

ですが、これは一例です。

自分でどのような上司になりたいかの理想を考えて、目標にして努力していきましょう。