会社でしたいことを見つける方法。

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好きな仕事に就き充実したキャリアを歩んでいるビジネスパーソンがいる一方で、仕事にやりがいや誇りを感じることができない方も少なくはないと思います。

「自分はどんな仕事がしたいのか」「どんな仕事が合っているのか」が分からないと感じてしまっている方もきっといらっしゃるでしょう。

今回はそんな方に向け、やりたい事の見つけ方をご紹介します。

 

「何の仕事がしたいのか分からない」と感じているビジネスパーソンは多くいるようです。

ポジウィル株式会社が実施した「企業に求める軸に関する意識調査」によると、約64%のビジネスパーソンが「夢中になれる仕事が分からない」と答えています。さらに約39%の方が「今の仕事が合わない」とも回答しています。また、厚生労働省が公開している「雇用動向調査」では、転職入職者が前職を辞めた理由の一つに「仕事の内容に興味を持てなかった」といった項目も入っています。この結果から、多くのビジネスパーソンは自らのキャリアや今置かれている環境に対し何らかの悩みや不安を感じていることが分かります。

一見順風満帆に見える方でも、誰にも言えないキャリアの悩みを抱えているのかもしれません。

「仕事で何がしたいか分からない」という人には、いくつかの特徴が見られます。

「自分探し」や「自己実現」「個性」に呪縛されている自分探しにこだわっていたり、自己実現や個性の発揮に必要以上に重きを置いていたりすると、仕事で何がしたいのかが分からなくなってしまいます。

こだわりが強くなりすぎることで、視野や選択肢を狭めてしまい、柔軟な発想ができなくなります。その結果、仕事に対して自分の価値観をフィットさせられなくなってしまうのです。

 

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自分の強みが分かっていない自分の強みを理解できていないことも、仕事でやりたいことが見つからない原因となります。人にはそれぞれ、自分だけの強みが必ずあります。

今までの仕事で楽しさや達成感を感じた場面があれば、そこに自分の強みとなる要素が隠れているかもしれません。

 

まずはシンプルに、自分にできる事が何かを考えてみましょう。

人は、自分の思考や発想が及ばないことに対して「やってみたい」と思うことは少ないものです。

自分が知っている領域の中で「できる」と認識できている要素を考えることが、やりたいと思う仕事を見つけるための最初の一歩となります。

自分が持っている資格や能力、強みを洗い出すかつて取得した資格や持ち合わせている能力、強みを洗い出していきましょう。

「自分にできる事」を基にして深掘りすると、自然と能力や強みも見えてくるはずです。さらに、資格を取ったきっかけや人から褒められた出来事、仕事の成果などを思い出せれば、その中にやりたい仕事のヒントが潜んでいるかもしれません。

自分では「たいしたことはない」と思っていた経験も、他人から見れば得難いスキルと感じられるケースもあります。

「この程度のこと」と思うような些細なことだとしても気にせず挙げてみましょう。仕事の経験をベースに思考を深めても何がしたいか分からない場合は、プライベートで打ち込んでいる趣味や興味を持っていることなど、好きなことからやりたい仕事を探っていく方法もあります。

単純に趣味や好きなことから仕事に結びつける方法もありますが、「趣味や好きなことのどのようなポイントが自分のモチベーションが上がるのか」という本質を深掘りすれば、より多くの気づきが得られるはずです。

最終的に自分が何をやりたいか明確にするいま仕事で何がしたいか分からないのは、短期的な視点で物事を考えているからかもしれません。

将来自分がどのような環境に身を置き、何ができていれば幸せと感じるのかを想像し、できる限り明確なビジョンを作りましょう。その際に大切なのは、大人があれこれ考えがちな理屈を一旦なしにし、純粋にまっすぐに自分と向き合うことです。

「できる事」と「やりたい事」のギャップを埋めるために必要な資格やスキルを考えるやりたい事がある程度明確になると、できる事とやりたい事のギャップに思い悩むかもしれません。そんな時は「どうせ自分にはできない」と諦めるのではなく、「どのような行動をしたらギャップを埋められるのだろう」と考えるようにしましょう。

やりたい事を実現するために必要なスキルや資格、経験をリサーチすれば、次にとるべきアクションが自然に定まります。

 

焦らずにじっくり考えて行動することが大切仕事で何がしたいか分からない場合、もやもやした気分が晴れずに焦ってしまうこともあるでしょう。しかし、焦りで感情をコントロールできなくなり、「とにかく現状から逃げ出したい」と衝動的な行動に走ることはおすすめできません。

焦りや不安などネガティブな感情に振り回された状態で下した決断は、時間経過とともに「何でもっと良く考えなかったのだろう」と後悔を招くことが多いからです。

多少の時間を要したとしても、自分とじっくり向き合い下した決断は後々きっと大きな満足感につながります。また、考え抜いて決断したその経験は、仕事におけるさまざまな困難に打ち勝つモチベーションにもなるはずです。

 

 

自分の持っている得意なことを使って仕事を進めていけばきっと会社で自分が何をしたいか浮かんでくるでしょう。

ゆっくり、自分と向き合って、好きなことを思い出して、充実した仕事ができるようにしましょうね!