キャリアアップするほど求められる、ビジネスパーソンの非認知能力!

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教育分野では非認知能力が注目を集めてます。

数値化できないといわれる非認知能力採用基準や人事評価などに取り入れる企業も出てきてます。

 

非認知能力とは、IQや知識、資格のように数値や基準によって測ることができない能力をさします。

身体能力、精神的健康、やり抜く力、注意深さ、意欲、自己肯定感(自信)などの社会的・情動的な性質をさします。

ノーベル経済学賞受賞者であるジェームズ・ヘックマン教授が行った幼児教育の追跡調査によって、非認知能力は一躍、幼児教育におけるトレンドワードとなりました。

ヘックマン教授の調査によって、幼少期に身についた非認知能力の高さが将来の社会的成功につながりやすいことが明らかになったのです。

2020年の教育改革により、日本の教育現場でもようやく思考力、判断力、表現力といった非認知能力が重視されました。

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非認知能力の中でも、特に注目されているのが、グリット(やり抜く力)とレジリエンス(折れない心)です。

ひとつの物事に継続して向き合い、成し遂げる能力であるグリットと、逆境から這い上がっていける力、レジリエンスは、自分をコントロールする力と言い換えることができます。

キャリアアップして、リーダーシップや周囲への影響力を求められるようになると、非認知能力の効果が表れやすくなってきます。

新型コロナの脅威やAIの加速度的な進化など、この先で何が起こるかわからない変化の激しい社会で生き抜くために、必要な能力でしょう。

すべての非認知能力の根幹となるのが自己肯定感であるといわれています。

自己肯定感を養うためには、幼少期の親もしくはそれに代わる存在との信頼関係や愛情が不可欠です。

親自身の自己肯定感が低いと子どもにも影響します。

貧困や虐待が連鎖するよう、非認知能力も連鎖してしまうのです。

 

認知能力を活かす非認知能力 自己肯定感、やり抜く力などの非認知能力を高めることは、認知能力の向上にもつながるといわれています。

非認知能力は仕事そのものに直結する要素ではありませんが、認知能力を発揮するために必要です。

自分の知識や能力を仕事で活かしきれていないと感じたら、非認知能力という視点から、自分に足りないものを見つめ直してみるとよいと思います。

非認知能力は幼少期における形成が重要といわれていますが、大人になって身につけられないということはありません。

 

 

自分の能力を上げるために、非認知能力を身につけるのもいいでしょう。