テレワークの友にラジオを!ながら聴取で脳が活性化!

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テレワークで仕事をしながらテレビを見ることには抵抗がありますが、音楽やラジオを聴きながら仕事をする方は多いと思います。

実は、何かをしながらラジオを聴くながら視聴には脳を活性化する効果があることがわかっています。

人間の想像力や記憶をかきたてる ラジオは、聴覚だけのメディアであるため想像力や記憶をかきたてる効果があるとされており、ラジオを聴くと頭がよくなる、ラジオは脳にきくなど、ラジオ聴取と脳の活性化の関係は、これまでにも通説として語られていました。

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大学生8人を被験者として、ラジオ聴取と脳の成長の関係を、MRI脳画像診断を用いて解明する実証実験が世界で初めて行われました。

これの実験によりラジオを聴き続けると脳にどのような影響を与えるのかが検証されました。

 この実験では1日合計2時間以上、1ヵ月間にわたりラジオを聴取し、ラジオを聴きはじめる前後でMRI脳画像を撮影しました。その脳画像を解析した結果、ラジオを聴き続けることによって、記憶系脳番地が最大で2.4倍、聴覚系・理解系脳番地が最大で2倍成長したことが明らかになりました。

※脳番地とは 、脳画像診断・機能解析を専門とする加藤俊徳医師(株式会社脳の学校 代表)が提唱する脳の分類法。左脳・右脳を合わせて約120区画に分かれている脳を、聴覚系/記憶系/思考系/視覚系/理解系/伝達系/感情系/運動系の8系統のエリアに大別する。

継続的なラジオ聴取で脳が活性化 ラジオ聴取で刺激される聴覚系脳番地は、視覚系と並んで、情報をインプットする入口としてほかの脳番地とも密接なかかわりをもっています。

聴覚系は最初に音声としての言葉を認識し、ほかの脳番地につながりながら、人間のコミュニケーションや行動の出発点となります。

つまり、聴覚系が継続的に刺激されることによって、それ以外の脳番地も活性化されるということです。

継続的なラジオの聴取は左脳の言語記憶に留まらず、視覚的な想像力を喚起し、右脳の記憶系脳番地をも成長させることが明らかになりました。

ラジオ聴取が脳の活性化につながる理由のひとつに、音声だけでのメディアであることがあるようです。

ラジオから聞き取る言葉を、想像力で補完することで脳の働きが強化されるそうです。

技術の進化により、言語や音声、画像などメディアの情報量は増え続けています。

情報量が多いほどコンテンツの魅力は増しますが、情報量が少ないメディアに慣れている人にとっては、自分自身の想像力で補う部分が多い方が自分好みに近くなります。

自分で考えているのですから、好みに合うのは当然です。

小説やマンガが映像化されたときに、失望する原作ファンがいるのはこのためです。

これも情報量が多いメディアでは得られないメリットだと思います。

この実証実験のように情報量が少ないメディアほど想像力が養われ、脳が活性化することが科学的に立証されました。

 

 

ラジオを聴くことによって脳の活性化ができ、鍛えられるならばお得ですよね。

皆さんもながら聴取、いかがですか?