創造性を殺しているのは、半径50cm内にある便利な道具!

「溢れる情報の洪水の中で私たちの創造性は確実に削がれており、社会のスピードは加速し、時間的にも精神的にも余裕がなく、過剰なストレスがかかったこの時代に、創造力を取り戻すにはどうすればいいのか」という問題があります。

脳の機能を科学的に検証し、その特性をうまく活かしたクリエイティブな発想方法を探るための、となっているということです。

第1章 情報の洪水は世界をどこへ導くのか

第2章 なぜ私たちはこのような環境を受け入れてしまっているのか

第3章 常時接続の環境とその影響

第4章 自分の脳とその扱い方を知る

第5章 睡眠障害

第6章 すごいアイデアはどこからやってくるのか

第7章 ひとつうえのアイデアを生み出す

第8章 リーダーたちはどのように創造性を活用しているのか

おわりにあなたのクリエイティブな能力に関する最後の覚え書き 著者のクリス・ルイス氏は、マーケティング・エージェンシーLEWIS社のCEOを務める傍ら、ビジネスマンから政治家、セレブリティまで各界の大物のコーチングを行っています。

またガーディアン紙やフィナンシャル・タイムズ紙といった媒体に執筆するジャーナリストでもあります。

クリス氏はロンドン芸術大学での研究結果と各界の第一人者へのインタビューから、情報過多な環境が我々の生活と脳を変えつつある現状を分析し、自分の脳がそういったノイズやスピードに惑わされることなく、創造的な思考ができるようになるにはどうしたらよいかを説き、英国で多くの議論を巻き起こしたということです。

創造性を生かすには、キーボードから離れ、スマホは電源を切り、静寂の中、『TOO FAST TO THINK　なぜ、あなたはいつも忙しくて頭がまわらないのか』の本書を開いてくださいとマイクロマガジン社は語ったそうです。

情報が多くなった今、そんな情報の喧騒を切断する必要もあるのかもしれませんね。