STOP!セクハラ対策講座②酒場の会話編

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セクシュアルハラスメント、いわゆるセクハラが起きやすい場所のひとつが、お酒の席。

お酒の席をテーマに、セクハラが発生する気をつけたいケースをご紹介。

 

セクハラの1年間で、都道府県労働局に寄せられたセクハラ相談件数はなんと6,808件。

前年度に比べ、件数は減少したものの、まだまだ多くの相談が寄せられます。

不必要に身体を触られる身体的なセクハラや、容姿や年齢、身体的特徴について話題にされる、性的な話や質問をされたという精神的なセクハラなど、その内容は様々であると考えられます。

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状況によって判断が分かれるため、すべてセクハラであるとは断言できませんが、少なくとも、相談の数だけセクハラと感じた人が存在しています。

 

普段は気をつけていても、お酒が入り普段では考えられない振る舞いをする人が多く見受けられます。

セクハラに該当するのは就業場所での出来事に限られません、たとえお酒の席であっても不快と感じる方がいれば、場合によってセクハラに該当します。

例えば、複数人での飲み会の際、上司の男性が部下の女性に対し、スタイルいいよねこれまで何人と付き合ってきたの?と発言したとします。

盛り上がっているようにみえても、言われた女性は不快に感じるパターンです。

このようなケース、発言した側はたいてい褒めたつもりだった、周囲も盛り上がっていたなど、自身の発言に問題がないと思い込んでます。

不快に感じたら何らかの意思表示をしましょう。

また、女性だからセクハラをされる立場とは限りません。

飲み会の場で先輩の女性が後輩の男性に対して、どんな女性がタイプなの、と問いただしたり、そんなんだから彼女できないんだよ〜など、少し踏み込んだ発言をした場合。

発言した側は単に親睦を深めるつもりでも、言われた男性のほうは不快と感じているかもしれません。

捉え方は人それぞれなので正確な基準はありませんが、プライベートな話をする際は、十分に気をつけましょう。

 

こんなケースも。

飲み会の席ある女性社員が私、下ネタ大丈夫といって、同僚の男性社員と性的な内容の会話を積極的にしていたとします。

一見、セクハラとは無縁そうですが、注意が必要。

会話をしている女性社員本人が平気であっても、近くの席でその会話を耳にした女性社員が不快に感じる場合があり得ます。

普段からお酒を飲むと羽目を外してしまいがちという方は、こういったケースにも注意していただきたいです。

 

 

自分が不快に思っているならば、それを表に出す勇気も必要でしょう。

女性も自分が女性だからといって何を言っても許されるとは思わないでください。

十分案件になりうることですよ。