仕事ができない人に見られないようにするスキル②応対編

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ビジネスシーンの立ち振る舞い方第2回。

相手から信頼を得られる応対のコツを憶えましょう。

 

応対のコツで、一番効果的なのが話している相手の名前を呼ぶこと。

面接も、新しい会社や配属先での初日でもぜひ心がけてください。

誰にとっても自分の名前は特別な響きがあります。

名前を呼んでもらい呼ばれた方は自分はここにいていいという自信を持つことができ、自分の名前を呼んでくれる相手に好印象を持ちます。

新しい職場や配属先では、先輩や上司に仕事のやり方などを聞かなければならない場面も、あのすみませんではなく〇〇部長、〇〇さんと名前で呼びかけちょっと質問があるのですが、今よろしいですか、と聞きましょう。

面接の場でも有効。

面接のはじめ本日面接を担当する××会社の人事部の〇〇ですとあいさつがあるはず、そのとき覚えましょう。

面接官から何か質問はありませんかと聞かれたときに〇〇さま、きょうは面接のお時間をいただいてありがとうございましたというだけで印象はアップするはず。

 

あいさつで考えると、仕事ができないと思われる人は、誰もあいさつしていないから、今ここであいさつするのは変かもといった理由で、あいさつをするかしないかと悩んだときにしない選択する人。

仕事ができる人は、するかしないかと悩んだときにするを選択します。

周りがしていなくても、自分で考えて判断ができるということです。

できない人に見られないようにあいさつをする選択しましょう。

しないを選択し続ければ、できないと思われます。

たとえば社内の廊下で誰かとすれ違って、1回目はお疲れ様ですとふつうに言うと思いますが、2回目も、アイコンタクトを取りちょっと苦笑いしながらでもまたお疲れ様ですと言いましょう。

めんどくさいと思う人もいるかもしれませんが、あいさつは効率ではなく効果。

何度もするから効率が悪いという考え方は当てはまりませんし、相手に与える印象も悪くなります。

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量販店に入ったとき、新入社員といった感じの店員が立っていることがありますが、彼らに~はどこにありますか、これ持ってきたけどどうしたらいいですかと尋ねると、フリーズされることがあります。

おそらく間違ったことを言ってはいけない、正答がわからないからどうしたらいいのかわからないと思いそうなるでしょうが、その瞬間お客さんはこの人に聞いたらダメだ、この人が担当だったら嫌だなという印象を持ちます。

自分がわからないことを聞かれたとき、一旦かしこまりました、承知しましたと受け、そのあと相手の言ったことを復唱します。

量販店で○○見に来たんですけどといわれたらかしこまりました、○○でございますねと言い、相手の言ったキーワードを拾って返している間、どう対応するかを考えられます。

相手が言った言葉をそのまま返すのはコミュニケーションスキルの基本。

それによって、相手は自分の話をちゃんと聞いてもらっているなと感じることができ、相手に信頼感を持ちます。

復唱するときには、相手が使った言葉を使いましょう。

たとえばファミレスでランチを頼むお客さんがいてライスとパン、どちらにしますかと聞いてごはんにしますと言われたら復唱するとき、ごはんでよろしいですかと言う。

 

困ったときに、うまく対処できず、パニックになる人もいます。

心理学的には、パニックには、静のパニックと動のパニックのタイプがあります。

静のパニック型の人は先ほどの例のように固まって動けなくなり、動のパニック型の人はとりあえず手を動かしたり、ことばを余計に発したりします。

仕事ができるように見せたいなら、どちらのパニックも抑える必要があります。

両方のパニックに効果があるのですが、グー、パーと口で言いながら、それに合わせて両手で握ったり開いたりすると、自分で自分がコントロールできます。

深呼吸も同じ、呼吸器官は唯一自分でコントロールできるところ。

少しなら息を止められますし、深く息を吸ってといえばそれもできます。

人間の頭は自分の身体をコントロールすることで、自分の感情の感情もコントロールできるのではと脳が勘違いしてくれます。

面接や大事な商談の前にもぜひ試してください。

 

場を読み、気遣いを心がける謙虚な気持ちは大事ですが、その気持ちを出しすぎ、相手に押し付けては意味がありません。

たとえば自分が案内されている立場なのに、いつまでもエレベーターに先に乗ろうとしなければ、何も先に進みません。

お先に失礼いたしますと気づいて動く立ち振る舞いができるかどうか大事です。

気遣いでいえば最近の若い社員は言われたことはするけど、言われたことしかしないという声も。

たとえば、会議室のレイアウトを頼まれ、ホワイトボードをあっちに持っていってと言われたら、移動するだけで終わらさず人が通りやすいようにするとか、使いやすい向きに変えるまで考える想像力を発揮しないと言われたことしかできない評価で終わります。

 

 

どうでしたか。

たとえ自分が焦っていてもそれを周りに悟られないようにするのが大事ですね。

親近感を持ってもらえるように立ち振舞うのも大事です。