苦手な初対面の人への人見知りを克服する方法。

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ビジネスの初対面は難しいですね。

初対面は大得意!なんて人ほとんどいないんじゃないでしょうか。

誰もが苦手けれど、ビジネスにおいて初対面での印象は最重要。

多くの人たちと出会うビジネスの場での一期一会を逃さないように、初対面の苦手意識を克服しましょう。

 

1.初対面の相手とのコミュニケーションを苦手に感じてしまう理由の一つに相手の情報を持ってないことがあります。

共通項もわからない状態で相手の興味を探っていくのは、なかなか気疲れします。

相手のことがあらかじめわかっていれば、初対面でも相手を喜ばせることのできるネタを仕込めますね。

初対面の相手と会う場合に多くの場合、間で仲介をしてくれる方がいるのではないでしょうか。

たとえば引き継ぎの前任者や仲のお客様など、初対面の相手に引き合わせてくれる仲介者がいる場合には、必ず情報を入手しましょう。

情報をもとに初対面の相手が喜ぶネタを仕込む、これは初対面の基本。

たとえば、時間にすごく厳しい人だよ!と聞いていた場合は、初対面の際には思い切って30分前に行く。

そしてさりげなくいつも30分前行動を心がけているんです。仕事効率が大きく違いますといった話題を投げかけると、そこから話が広がるかもしれません(もちろん30分前から待っていたと言うと、待たせた印象を与えるのでNG)。

事前にネタを仕入れても、活用できなければ意味がありません。

会話の中でうちの部長はコワモテだけど実はAKB48の大ファンなんだという話がこぼれてきたらじゃあ部長との会話の端々に、AKBネタを挟んでいこう、自分はAKBに詳しくないから、事前に最近のニュースやメンバーなどを調べておこうといった具合に、ネタの活用シーンを想定したり、ネタについて深く調べます。

それが初対面の苦手を克服し、気の利いたことを言える人の秘密なのです。

初対面は、初対面の前から始まります。

初対面の相手の情報収集を怠るのはプレゼントを用意せずにクリスマスパーティに参加するようなものと心得、仲介者へのインタビューとネタの仕込みに励みましょう。

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2. 1.に続いて、仲介者がいる場合に活用したい方法をもう一つ。

それは仲介者を通して、初対面の相手にあらかじめ自分のちょっとネガティブな情報を流すこと。

たとえば、努力家なんだけど、入社2年目でまだまだ半人前のヤツでして、営業なのに、どうも人見知りするところがありましてといった具合。

悪いイメージ持たれるとお思いのあなた、ご心配には及びません。

「今度入社する人、仕事がものすごくデキて、性格も良い完璧な人らしいよ」ともっぱらウワサの中途社員が、実際に仕事をしてみたらイマイチだった場合。

たとえその人が平均以上の仕事をこなせても、きっとあなたは期待を裏切られたと感じ、彼に対して抱いていた期待値からマイナスになるでしょう。

逆に「今度入社する人、マジメなんだけど少し不器用で、おっちょこちょいなところがあるらしいよ」と聞いたらどうでしょう。

彼が平均以上の仕事をこなしたらおっ、意外とやるなあというプラスの印象になるのでは。

人間は初対面の前に得た情報を頭の中でどんどん膨らませてしまうもの。

初対面の相手に仕事がデキる人だと紹介されてしまうと、相手の妄想の中で育った仕事がデキる自分に勝てず、相手をガッカリさせてます。

そこを逆手にとり、仲介者には、自分のことを控えめに表現してもらうのです。

初対面の相手はきっとなんだ、聞いていたよりしっかりしてるじゃないか、人見知りというより落ち着いた雰囲気で信頼できそうだなと、一転して好印象をもちやすくなります。

 ただし、悪口はいけません。

ちょっとネガティブというところがポイントで、たとえば口がくさい不潔なヤツでして、遅刻したり締め切りを破ったりヒドイ人間ですというレベルでネガティブなことを伝えるのは当然NG。

さじ加減は、気をつけてくださいね。

 

3.仲介者がいない初対面でも使えるのがこれ。

初対面のぎこちなさを崩すのに効果的なのは、相手を褒めること。

褒められて気分の悪い人はいません。

ただ御社の◯◯はイイですね!と言っても白々しい。

相手を褒める場合は、実は私...のフレーズを使って自分の体験を通して褒めるのが鉄則。

たとえば御社のロールケーキ、美味しいですねという言葉も、このフレーズを使えば実は私...御社のロールケーキの大ファンで、初任給で5コ買いしたんです。

といった具合に、温度ある褒め言葉なります。

御社の○○さん、有名ですよねという言葉であれば実は私...御社の◯◯さんの大ファンで、仕事術をマネさせてもらっているんですのようになります。

もちろん、予備知識もなくいい加減なことを言うのは厳禁。

すぐ見抜かれ、悪い印象を与えかねません。事前準備は不可欠。

準備がしっかりすれば、どこからでも相手を褒めることができます。

初対面で緊張している中、相手を褒めるのは難しい方は、まず相手の目を見て話を聞き、丁寧に相槌を打ちましょう。

目を見ることと相槌を打つことは、相手を尊重し向き合っている姿勢を伝える効果をもってます。

ポイントは相手に対する好意が伝わるところ。

好意に対して好意を返したくなるのが人間のサガ。

自分の方から会う以前からあなたのこと、あなたの会社のことが大好きなんですよというサインを送れば、相手もあなたを憎めないやつだと認識してくれます。

 

4.初対面の相手と上手なコミュニケーションを取るには、自分の意見よりも先に相手の意見を尊重することが大切です。

そこで少し大げさですが、相手の発言をすべて肯定してみましょう。

このサービス、良い思わない?と言われたとき、内心う~ん、イマイチと思っていたとしても、そうですね! 良いと思いますと相手の意見を肯定。

嫌な相手にキミは猿みたいな顔をしてるねと言われても感情のままに反論せず、しわが深いのが悩みです。実年齢よりも老けて見られるんですといった具合で、肯定的に受け答えするのです。

これは心理学で言う類似性の法則。

人間には、自分と同じ感性や考え方をした人間に好意を持ちやすい傾向があります。

質問に対して同意することで、こいつは自分と同じ考えをもっているな。気が合いそうだという印象を持ったりちょっと自信がなかったけど、こいつも良いサービスだと言っているし間違いないだろうという安心を感じたり、相手はあなたに良い印象を抱くでしょう。

自分の言ったことにそうかもしれませんね~とあいまいに返答する人間より、本当にその通りです、自分も前々からそう思っていましたと肯定的に頷く人間の方に好意を持ちやすいのは自然なことなのです。

特にビジネスの初対面ではコイツは自分にとって役に立つか? 一緒に働いて気分が良いか? もう一度会う価値のある人間なのか?をわずか数分の間に見定められます。

そこで相手から一目置かれるたけには、その場が相手の言うことを肯定し、好印象を与えたほうが良いですね。

自分のことを売り込みたいあまりでもやしかしを連発して自説を延々と語るのはまったくの逆効果そのものと心得ましょう。

 

5.初対面で求めるべき成果は、次回はいつ会う(または連絡を入れる)かの約束。

1~4は二回目・三回目があってもいいなと思わせる手段であって、主目的は次回の約束であること。

初対面に慣れていない人ほど初対面に多くの成果を求めがち。

しかし、どんなに会話が盛り上がったとしても、初対面一回のみの印象は時間の経過とともに薄れて消えます。

結果を出す営業は、初対面時に自社のサービスを売り込みません。

初回の成約率は限りなく低いことを経験的に知っているから。

まずは、次回の約束を取り付けるもしくは、相手を訪問する動機をつくる。

そして二回目三回目と会っていく中で、相手を理解する、自分のことを語るのは、その後。 

 

 

この方法を使っていって、初対面の人とでも気持のいい会談ができるように参考にしてみてくださいね。