仕事が続かない人の特徴とデメリット、解決法
何度転職を繰り返しても、どの会社もなかなか続かない...そんな悩みを抱いている人は少なくありません。
考え方や会社での働き方を変えることで、仕事が続けられるようになるケースもあります。
仕事が続かない人は、共通の特徴があります。
1.人間関係を築くのが苦手
2.人生の目的を会社に求めている
3.仕事を辞めても生活に困らない
4.プライドが高く協調性がない
5.飽きやすい
6.我慢する事が苦手
7.完璧主義でミスを気にやむ
8.病気やストレスが原因の場合も
今回は以上のケースを挙げ、転職を繰り返す人の心理に迫ります。
まず多いのが、人間関係を築くのが苦手で、会社で孤立してしまい、孤独感を抱いたり、チームでの仕事が難しいケースです。
自分は悪くないのに、なぜか周囲が冷たい、協力してくれないといった思いを抱くことになり、転職を考えがちです。
大企業に入っても、どんな家族的な企業に入っても、人間関係はつきまといますから、人間関係が嫌になって転職する人は、再び転職になることも多く、負の循環に陥りがち。
会社にやりがいを求めて入社する人も、実は転職しやすいケースが多いです。
志望の会社に入っても、必ずしもやりたい仕事ができるわけではなく、最初はすでにいる社員の補助的な業務を行う場合も多いから。
その場合やりたい仕事ができない、こんなはずではなかった、という思いが強くなり、やっぱりやりたい仕事ができる職場を探そうと転職先を探すわけです。
これはいわば、社会人になっても自分探しをしているケースといえ仕事は収入を得る手段であるという大前提を無視する形となってます。
仕事を辞めても、経済的な逃げ道がある人も、転職を繰り返す場合が多いです。
生活するための収入を得ることにありますから、働かなくても生活できる資産があったり、実家暮らしで親の収入で暮らせる場合、このケースにあたります。
この場合、先ほど述べたやりがいや自分探しを仕事に求めやすく、その欲求が満たされないと、転職を繰り返してしまうことになる場合もあります。
素晴らしい経歴を持ち、転職先の会社に鳴り物入りで入ったものの、プライドが高すぎて、分からないことがあっても周囲に聞けないケース。
プライドが邪魔して全て一人で考えた末に行き詰まっても、誰かに聞いたり相談するのが苦手で、せっかく有能なのに限界を感じてすぐに辞めてしまう、非常もったいないことが起こるのです。
常に隣の芝生が青く見えてしまう人も、転職を繰り返す要素を持っています。
自分のやっている仕事や会社に満足できず、他の会社や業務のほうが何か良い仕事をやっているように見えてしまいます。
飽きやすい人も、仕事が続かず、転職を繰り返しがちになるのはいうまでもないです。
我慢することが苦手な人も、仕事が続かない傾向に。
人間関係がうまくいかず、やりがいを求めて入社したけど希望通りの仕事をさせてもらえずに不満をもった時、その状況が続くとの思い込みから、もう我慢できない!となって会社を辞めます。
完璧主義の人も仕事が続かない場合があります。
自分の仕事にプライドを持ち、完璧にしようとして、それがうまくいかずにミスをしてしまって落ち込んで、そのままモチベーションを回復できず退社してしまう、などのケース。
うつ病などの病気や、過労や職場環境によるストレスが原因の場合もありますから、注意が必要です。
もし、仕事が続かない理由として、病気やストレスではないかと感じた場合は、すみやかに病院で受診して、医師に判断を仰ぐことが大切。
仕事を続けることを優先して身体を壊しては本末転倒ですので、自分が病気や過労、ストレスであると感じた場合は、それ以上の無理をしないことが肝心です。
仕事が続かずに転職を繰り返していると、社会生活を営む上で不利になる場合があります。
社会的な信用が薄くなるデメリット
辞め癖がつくデメリット
経済的に厳しくなるデメリット
スキルアップできない
仕事が続かず転職を繰り返すと、社会的な信用が低下します。
具体的には、住宅を購入する際の住宅ローンの審査において、マイナスとなることがあります。
また、再就職しようとした場合もどの仕事も長続きせず、転職を繰り返してるという事実から、うちの会社に入社しても、すぐ辞めてしまうのではといった疑念を持たれる可能性も高くなります。
嫌なことがあるから辞めるという行動を繰り返していると、逃げ癖がつくことがあります。
いつも逃げてばかりだと、つらいことがあったらすぐに逃げてしまうようになってしまいます。
それが仕事になると、逃げ癖が辞め癖という形となって現れます。
当然のことですが、転職を繰り返していると、経済的に厳しくなります。
若いうちはそれほど感じられないことも多いのですが、短期的には、査定期間に在職してないことで、入社間もない時期に支給されるボーナスがもらえないケースが挙げられます。
辞めた会社からの退職金が少なかったり、持株会による資産積み上げが中途半端に終わたりするなど、すぐには損と感じられずども、長期的にみると大きな経済的な損失を被ることになります。
どんな仕事も、継続することにより得られる技能は確実に存在します。
特に若いうちは、能力的につらいと思える仕事ほど、自分のスキルアップにつながることが多く、すぐに辞めてしまった場合とは比較できないほどスキルが身に着くことがあります。
逆に、せっかくレベルの高い同僚が多くいる職場を簡単に辞めてしまい、転職先がレベルの低い業務を行っている場合などは、せっかくのスキルアップのチャンスを逃してしまうことになります。
仕事をすぐに辞めるデメリットについては、分かっていただけたかと思います。
特に、スキル、収入の面では、将来に禍根を残すことにも。
1.身の丈にあったプライドを持つ
2.仕事は生活の手段だと割り切る
3.自分探しはやめる
4.経済的に自立する
5.慣れるまで我慢する
6.人間関係は必要最小限にとどめる
7.適度に手を抜く
8.辞める前に精一杯努力してみる
9.周りのせいにせずに、自己責任だと思う
10.自分の世界を広げる
プライドが高すぎて仕事や同僚に満足できなかったり、聞きたいことも聞けなかったりする状況にある方は、考え方を変えて、身の丈に合ったプライドを持ちましょう。
どんなに合わないと思う上司や同僚でも、人それぞれ他の人にはない見るべきところがあります。
周りを一面的に見るのではなく、違う視点から見い、この人、この部分はすごいとか、この人のこういう面は見習いたいといったように自分にとってのプラスの面が見えるはずです。
そうした点を学ぼうという謙虚な姿勢が生まれ、根拠の薄いプライドが、身の丈にあったプライドに変化します。
目の前の仕事に集中して、継続的に収入を得ることを第一に考えましょう。
転職に費やす金銭的な負担やエネルギーはばかになりません。
仕事がつらいのは他の人も、多かれ少なかれつらい気持ちを抱えながら、生活のために仕事をしてます。
給料は我慢料と思い、今目の前にある仕事に集中しましょう。
やりがいや自己実現を会社に過大に求めるのは、やめましょう。
会社は営利組織であり、あなたは何らかの役割で、利益を上げることに貢献すべき存在。
会社は、あなたのやりがいや自己実現を達成するためあるのでなく、利益を追求している組織だと認識し、そのため自分に何ができるか考えましょう。
そうすれば、おのずから自己実現ややりがいを達成する道が見えてくるかもしれないのです。
仕事が続かない人の中には、実家暮らしで親の収入などの経済的な逃げ道がある人も多いことを述べました。
この場合、先ほど述べた仕事の本来の目的である生活のために働くという意味合いが薄れて、仕事が続きにくい環境にあります。
この場合、もし実家暮らしの場合、一人暮らしをして経済的な自立を図り、交際相手がいる場合は結婚をしたりして、生活のために働く環境をつくりだし、仕事へのモチベーションを高める場合があります。本人にとって、簡単にいかない決断が伴いますが、仕事が続かないという場合は、最終手段として考えておいていいでしょう。
人間という生き物は、環境への適応能力は非常に優れている性質を持っています。
会社に入って多少つらい思いをしても、環境に慣れさえできれば、適応力を発揮し、意外に仕事が続くものです。
従って、最初の数か月、あるいは数年は辞めたいという思いが強まっても、年月が経てば慣れて、むしろ居心地の良く感じる可能性もあります。
人間関係で悩んで会社を辞める人が多いのは述べましたが、人付き合いは無理に仲良くしてもうまくいくケースは多くないです。
会社の同僚は、たとえ後輩であっても、評価やポストといった側面で競争関係にあることも多いですから、仲間意識はもちにくいことも多いでしょう。
そんなとき気に病まず、会社は仕事をする場所で、同僚はたまたま会った人たちと割り切り、付き合いを必要最小限にとどめましょう。
ある程度の規模の会社になると、人事異動も行われますから、嫌な上司や同僚と永遠に働くことはありえず、いつかは違う部署になることが予想できます。
付き合う時間はそんなに長くないと達観し、目の前の仕事に打ち込むことが、最善の策だと思われます。
完璧主義の人も仕事が続かないケースが多いと述べました。
完璧主義だと、自分のおかしたミスにたえられず、仕事を辞める人も多いでしょう。
それを否定しては社会人としてやっていけません。
ミスをした時は、次から同じミスをしないよう心がければいいだけ。
大きな視野で、部署全体でうまくいっていれば、あなたのミスも含めて、うまくいっているようにしましょう。
仕事の続かない人は、どうして自分が仕事を続けられないのか判断して、解決策になりそうなものがあれば実践してみてください。
そうやって自分を少しづつ変えていきましょう。