学歴や所得に自信が最もない日本人の女性。

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学歴や所得の高低が自信につながらない日本女性、仕事の機会に対する強い不平等感も 日本は、2月11日に発表した全体調査結果において、男女合わせた総合で平均指標より2割も低く、全体的に自信がないということが明らかとなりましたが、特に日本女性は「成功する自信」において、男性よりさらに7.5%低い結果となりました。 また、国内における仕事機会のチャンスも男性と比較して6.5%低くなっており、悲観的であることがうかがえます。

他国では、学歴や所得の高さに比例して相対的な自信も高まりますが、日本ではどのレベルでも低く、特徴的な傾向をしめしています。

社会的平等に対する強い期待感 また、「人生で成功するために何が重要ですか?」という質問に対して、日本では総合的に機会平等(社会的平等)が3番目の要因としてあがっていましたが、日本男性の56%に対して日本女性の68%が「重要である」と答えており、機会平等に対する男女間の期待値のギャップを感じさせる結果となりました。

女性の仕事の機会を阻害しているのは家事に対する社会的サポートの欠落 また、仕事の機会を阻害している具体的な要因については「家庭の幼児とサポート不足」が男性の7%に対して女性は16%に上っており、日本女性が仕事をするためのサポートが社会的にも家庭においても十分に根付いていないことがうかがえる結果となりました。

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「仕事で実現したい機会に対する意識調査から、アジア太平洋の女性たちは、まだ男性との差を感じているものの、仕事に貢献したいという意識が高いことがわかりました。

そして同じアジア諸国の中でも、ジェンダーギャップに大きな差があることもわかりました。

中国とインドでは女性は男性よりも成功への自信を強く持っていますが、中国(76%の女性 vs. 68%男性)、インド(86%の女性 vs. 72%の男性)と比較して日本女性は最も自信がなく男性との差も顕著に表れた結果となっています。

日本女性の経済的機会を向上させるために、社会的なサポートが必要なのは明らかです。

必要な人材が不足しているにもかかわらず、女性を活用しないということはまさにもったいないことです。 リンクトインでは客観的なデータ提供を行うことで、ジェンダーギャップの問題の改善が必要な点を明らかにしていきます。また多様性を包括しているリンクトインコミュニティを通し、根強い偏見や性差別への苛立ちや疲れを当事者同士が本音で安心して語れるコミュニティを提供し、女性たちの活躍の場を広げる必要がある。

「仕事で実現したい機会に対する意識調査(Opportunity Index 2020)」調査について リンクトインが独立系市場調査会社GfKに委託し、世界22か国において18~65才の30,000人を超える対象者に対し、オンライン調査を実施。

対象地域は以下の通りです。

・北米: カナダ、アメリカ合衆国 ・南米:メキシコ、ブラジル ・中東: アラブ首長国連邦 ・ 欧州: フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス

・アジアパシフィック: オーストラリア、中国、インド、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール 調査では、「100」を自信の基準得点として使っています。得点が高いほど、その市場に暮らす人々がより強い自信を持っていることを表しています。

「仕事の機会に対する意識調査 Opportunity Index」は、2018年に行った調査と同様に、以下の7つの要素から算出しています。

・社会経済および生活要因への期待感

・今後1年の経済への展望 ・今後1年の個人的な経済状況 ・クオリティオブライフ(幸福度)

・クオリティオブライフ(親との比較)

・仕事関連のチャンスへの期待感 ・国内における仕事関連のチャンスの有無

・今後1年の仕事における機会へのアクセスし易さ ・成功するという自信 

 

 

日本がもっと女性でも輝けるような社会が経済をもっと回す原動力になりますよね。

そんな日が来て、日本人の女性が社会でも自信が持てればいいですよね。