ビジネス実務マナー検定のメリット。

f:id:pochiaries:20211016154931j:plain

ビジネス実務マナー検定とは、ビジネスパーソンとして身につけるべきビジネスの基本的な能力を問う試験です。

公益財団法人実務技能検定協会が実施しており、主に以下のポイントについて客観的に判断します。

●場面に適した判断や行動がとれるか

●ビジネスマナーの知識を身につけ実践できるか

● 良好な人間関係を構築できる能力をもっているか ビジネス実務マナー検定で求められる能力は、業界や職種に関係なくあらゆる場面において必須といえる内容です。これから長く仕事と向き合っていくうえで、検定を受けることはきっとプラスに働くことでしょう。

 

では、ビジネス実務マナー検定を受けることでどんなメリットが得られるのか、具体的に見ていきましょう。

ビジネス実務マナー検定資格を取得し履歴書に記載すれば、就職や転職の際に応募先企業から高評価を得られる可能性があります。

就職や転職における選考ポイントにおいて、実績や人柄といった部分は応募者の主観が入りやすいため、採用担当者の受け取り方はさまざまです。

一方、資格取得実績は応募者の主観ではなく客観的に証明された能力のため、誰から見ても明確な評価基準となります。 なお、履歴書に記載する際には、正式名称である「文部科学省後援 ビジネス実務マナー技能検定試験○級」と正しく記載するようにしましょう。もちろん、ほかの資格を記載する際にも、必ず正式名称で記載するのが決まりです。

ビジネス実務マナー検定の取得は、自分に備わっている知識やスキルを周囲に証明するだけでなく、現場での実務に自信を持つきっかけにもなります。自らの判断や行動に対して自信や責任感が生まれ、周囲からの信頼もアップすることが期待できます。

ビジネス実務マナー検定で身につけた知識は、ビジネスシーンに限らず私生活においても活かすことができます。マナーの基礎が構築されていれば、たとえシチュエーションが変わったとしても柔軟に応用し活用できるようになります。 特に冠婚葬祭などのフォーマルな場面においては、ビジネス実務マナー検定で求められるような社会人として必要な最低限のマナーは非常に役立ちます。

 

f:id:pochiaries:20211016161243j:plain

 

ビジネス実務マナー検定は、一級から三級まで3つの級が用意されています。出題領域は「理論」と「実技」の2つに分かれ、それぞれの領域で60%以上の得点を獲得すると合格となります。

■理論 1.必要とされる資質 2.企業実務

■実技 3.対人関係 4.電話実務 5.技能 上記は各級共通していますが、それぞれ難易度や出題ポイントは異なるため、受検者数や合格率などと併せて解説していきます。

 

三級はビジネス実務マナー検定で最も基礎的な知識を求められる級です。

ビジネスパーソンとして最低限身につけるべきマナーを問う内容となっています。

出題ポイントは以下のような内容です。

●適切な行動力、判断力、表現力が期待できる

●平易な仕事を、確実に実行できる能力がある

●対人関係全般について一応の知識がある

●電話実務について一応の知識がある

●実務について基礎的な知識がある 試験は、マークシート方式の選択問題と記述問題の混合となっています。

2019年11月17日に行われた第58回の試験結果は、以下の通りです。

・志願者数:3,023名 ・受験者数:2,770名 ・合格者数:1,752名 ・合格率:63.2% 

 

三級の内容からさらに深掘りした出題となるため、三級の知識をしっかりと理解していることが大前提となります。

二級の出題ポイントは、以下のような内容です。

●状況に応じた行動力,判断力,表現力が期待できる

●積極性、合理性、効率性について十分理解できる

●人間関係の心理や対処法の基礎的な理解があり、一般的な敬語が使える ●感じがよく整った話し方に理解があり、受け答えの知識がある

●情報活動、整理、伝達ができ、会議の基礎的な知識がある 三級と同様、マークシート方式の選択問題と記述問題の混合となります。

2019年11月17日に行われた第58回の試験結果は以下の通りです。

●志願者数:1,409名 ●受検者数:1,307名 ●合格者数:767名 ●合格率:58.7% 3.3.一級 一級は最も難易度が高い級です。

 

二級や三級で問われる内容を問題なく理解していることはもちろん、さらに高度な知識やスキルが求められます。

出題ポイントは以下となります。

●状況に応じた行動力、判断力、表現力がある

●一般的な仕事を、確実に実行できる能力がある

●対人関係全般に深い知識があり、状況に応じ適切な言動ができる

●積極性、合理性、効率性について深い認識がある

●電話の特性に深い知識があり、受け答えが適切にできる

●情報や文書、事務用品の取り扱いが効率良く適切で、会議の深い知識がある 一級は全問記述問題となり、一次試験の筆記試験に合格すれば二次試験の面接試験へと進みます。

面接試験は2人1組13分間のロールプレイング方式で行われ、検定に求められる知識やスキルを実務の場で活用できるかが判断されます。

話し方や表現方法はもちろん、身だしなみについても評価対象となり、ビジネスマンとしての適性が問われます。

2019年11月17日に行われた第58回の試験結果は、以下の通りです。

●志願者数:82名 ●受験者数:68名 ●合格者数:26名 ●合格率:38.2%

 

次に、ビジネス実務マナー検定の受験概要について紹介します。

(※社会情勢などの理由により変更が発生する場合も考えられるため、最新情報は公式サイトを確認してください)

試験は年に2回、6月と11月に実施されています。一級から三級まで同じ日程で開催されますが、級によって時間が異なるため注意しましょう。

 

受験会場は、東日本で7地区、西日本で5地区が用意されており、好きな地区を選択できます。

詳細は申込受付後に発送される受験票に記載されています。

【東日本】 札幌、仙台、東京、横浜、上越、松本、名古屋

【西日本】 大阪、広島、福岡、熊本、那覇 4.3.受験料 受験料は級によって金額が異なります。 一級:6,500円 二級:4,100円 三級:2,800円 一・二級(併願):10,600円 二・三級(併願):6,900円 上記のように、ビジネス実務マナー検定は併願受験も可能です。

「上の級にチャレンジしたいけれど受かる自信がない」「滑り止めとして念のため下の級も受けておきたい」という方は併願も検討してみましょう。

受検資格の制限はありません。国籍も不問です。日本で初めて就職する外国人の方がビジネス実務マナー検定に合格すれば、大きなアピールポイントとなるでしょう。

 

 

信頼関係はビジネスの結果を大きく左右します。

その関係の構築に役立ってくれるのがビジネスマナーです。

それを客観的に評価がある資格があると周りの人たちは安心できます。

ビジネスマナー関連の資格はまだ沢山種類があります。

ぜひ挑戦して自分に自信をつけましょう。