仕事でキャパオーバーしやすい人の特徴と解決法。
仕事でのキャパオーバーは過重労働や長時間労働の原因になる、ネガティブなイメージがあります。しかし、キャパオーバーを乗り越える経験が成長につながることもあります。キャパオーバーになりやすい人の特徴やキャパオーバーの成長へのつなげ方を紹介します。
仕事でキャパオーバーになるリスクキャパオーバーとは、和製英語のキャパシティオーバーをさらに略した言葉で、仕事に対する処理能力や許容量を超えた状態をさします。
ごく軽い意味から深刻な状況まで、ビジネスではよく使われます。
キャパオーバーの状態で無理に仕事を進めると、ミスが生じやすくなる、期待する成果が出ないなどの業務の品質低下のほか、業務を放棄されるケースもあり得ます。
個人においては負荷がかかり過ぎた結果、過労や体調不良、うつ症状を起こす可能性があります。
キャパオーバーはビジネスにとっても、個人にとってもリスクです。その一方で自分の能力以上の目標に挑戦することが成長につながる側面があり、キャパオーバーを回避することが常にプラスになるとはいえません。
キャパオーバーになるのは、そもそも能力が不足している、仕事の速度が遅いという原因があります。つまりはキャパシティが乏しいということですが、その他に頼まれたことを断るのは悪い、断るとマイナスになると考えている人は自分のキャパシティを超えた仕事を引き受けてしまう傾向があり、キャパオーバーになりやすいです。また、仕事上の報告や相談が苦手で、人を頼ったり、力を借りることに抵抗があったりすると、キャパオーバーを回避できない場合があります。
キャパオーバーになりやすい人に共通するもうひとつの特徴は、悩んでいる時間が長いということです。
自分では解決策を考えているつもりでも、実際には結論が出せない状態で思考停止している場合があります。例えば、複数の選択肢で結論が出せない場合、それぞれの選択肢のメリット、デメリットを比較検討しても結論が出せない場合は、上司などに相談すればよいのです。
キャパオーバーになりやすい人は、「どうしよう」と悩み続けて時間を無駄にしてしまうのです。
経験の浅い若手にはありがちな傾向で、経験を積むことで解決していくことが多いです。
キャパオーバーを乗り越える経験が成長につながる精神的負担にならない程度であれば、キャパオーバーは成長のプロセスと考えられます。
少しの負荷は成長のステップボードになり、キャパオーバーを乗り越える経験がスキルアップにつながります。
120%の努力をもって達成できる目標を設定し、クリアしていくことで効率よくスキルアップできます。また、目標と仕事の意義を理解して取り組むことが仕事上の視野を広げ、人材としての成長につながります。
キャパオーバーは一人では解決しづらい問題です。
周りの人に手を貸してもらい、抱え込まないようにしましょう。
サポートしてもらえる環境をつくっていくことが大事ですね。