テレワークが始まってからの人々の反応。

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会社への不満がない人は少ないかもしれませんが、新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが普及する中、テレワーク実施企業とそうでない企業の間で、社員が抱く不満の割合に差が出ているようです。

調査されたデータをもとに、テレワーク実施と未実施が、会社や働き方への不満にどのように関係しているのか見ていきます。

 

調査は、インターネットリサーチで、2021年7月28日~2021年8月11日に実施。対象となったのは、会社員(事務系・技術系)の30代~50代の男女2200人で、回答者属性の特徴として、「10年以上勤務している」回答者が最も多くなっています。

1.57.4%がテレワーク勤務を行なっておらず、42.6%がテレワーク勤務 「勤め先ではテレワークを実施していますか?」との質問には、2021年7月時点で「対象にならなかった」「一時的に実施していたが現在は実施していない」と回答した人を含め、半数を上回る57.4%がテレワーク勤務を行なっておらず、42.6%がテレワーク勤務を行なっていると回答しました。以降では、このテレワークの実施状況を2つのグループに分け、会社や働き方に関する不満がテレワーク実施の有無と関係しているのかを見ていきます。

テレワーク未実施のグループの方が、不満を抱えている人の割合が約12%多い テレワークの実施状況別に「会社や働き方への不満」を見ると、「テレワーク実施のグループ」では、「不満がある」と回答したのは52.5%、「テレワーク未実施のグループ」で「不満がある」と回答したのは64%、という結果となりました。

テレワーク実施・未実施で比較すると、「会社に不満がある」と回答した人の割合は、テレワーク未実施のグループの方が、不満を抱えている人の割合が約12%多い結果となりました。

さらに「不満がある」と回答した人に向け、「現在会社に感じている不満は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によるものですか?」と聞いた質問では、以下のようになりました。

 

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・テレワーク実施のグループ 最も多い回答は「コロナとは関係がない(以前からの不満)」が54%でした。

 「コロナの影響によるもの」は16.3%、「一部含まれる」は29.7%と合わせて46%が新型コロナウイルスの影響で会社に不満を感じ始めたと回答しました。

・テレワーク未実施のグループ 最も多かった回答は、「コロナとは関係がない(以前からの不満)」が73.7%でした。

 「コロナの影響によるもの」は6.7%、「一部含まれる」は19.6%と合わせて約26%が新型コロナウイルスの影響で会社に不満を感じ始めたと回答しました。

テレワークを実施していない企業の社員は、実施企業よりも約10%「会社の方針」に関する不満が多い 会社に不満があると回答した人に向け「現在感じている不満」を聞いた質問では、以下のようになりました。

・テレワーク実施のグループ 最も多かった回答は、「会社の方針」で44.9%でした。

次いで、「テレワーク」に関する回答が22.5%と続いています。

意外にもテレワーク実施に関する不満が多く見られ、テレワークを実施しているものの、 コミュニケーションがうまく取れない テレワークとなったことで勤務時間が伸びた テレワーク勤務となり給料が減った ことなどが挙げられています。

・テレワーク未実施のグループ 最も多かった回答は、「会社の方針」で54.2%でした。

テレワーク勤務を行なっていると回答した層より約10%も「会社の方針」に関する不満が挙げられており、その中には、 テレワーク勤務が可能なのに、出社させられている テレワークが許可される部署が限られている 密な電車に乗って出社を迫られること などテレワークが実施されないことによる不満も挙げられています。

 

 

テレワーク実施によって人間関係の不満が減った一方、給与が減るなど、新しい問題も出てきたようです。

正直テレワークをよく思ってない人たちが思っていたより多くてびっくりしました。

今後の働き方はどうなっていくのでしょうね。