お風呂上がりの乾燥を防ぎ方と肌ケアのポイント!

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短時間で水分が蒸発するお風呂上がりは、顔や首、手、かかと、すねなど皮膚の薄い部位を中心に乾燥しやすくなります。

お風呂上がりの乾燥を予防する正しい入浴方法と、お風呂上がりの肌ケアについて紹介します。

肌の乾燥を招く入浴方法とはお風呂上がりには、肌の水分が蒸発しやすい状態となるため、肌が乾燥します。

湿気の多い時期であれば乾燥しにくいものの、秋は湿気が少なく、乾燥による肌への負担も大きくなるのです。

 

お風呂上がりに肌の乾燥を招く、やってはいけない4つの入浴方法をチェックしましょう。

 

1つ目は、強い力で体を洗う。

人間の肌には、肌の水分や潤い成分をとどめておくための皮脂膜が存在します。

強い力で体をこすることで、皮膚膜にダメージを与えるのです。

目の粗いボディタオルなどを使用すると、皮脂膜のダメージだけでなく、肌を傷つける原因にもなります。

さらに、お風呂上がりの乾燥を防ぐためには、タオルを使用せずに手のひらで洗う方法が最適です。

ボディソープを泡立てて使用すると、毛穴の汚れまでしっかりと洗い流すことができます。

 

2つ目が、一番風呂の塩素による刺激です。

水道水には、殺菌効果を高めるために塩素が含まれています。

害がない程度の微量ではあるものの、肌が乾燥した状態であったり敏感肌であったりすると、肌の状態によっては塩素が刺激になってしまいます。

そこで、塩素を減らす必要が出てき、身近な成分を利用する方法として、ビタミンCと結合させて塩素を減らす(還元させる)ことが可能です。

スプーン1杯のレモン汁を入れる、もしくはゆず湯などにすることで、塩素を減らす効果が期待できます。

 

3つ目は、高温のお湯につかることです。

38度と42度のお湯それぞれに1時間浸かった場合、肌の水分量が大きく変化します。

42度のお湯に浸かったほうの肌の水分量は、38度のお湯と比較して2分の1ほどに減少するというデータがあるのです。

お風呂上がりに肌が乾燥しやすくなり実感できます。

高温のお湯でリラックスしたいという人は、体感温度を上げる方法として炭酸ガスの入浴剤を入れることが有効です。

体感温度が2度程度上がるため、結果的に肌の水分量の減少を抑えることができます。

 

4つ目は、長風呂に入る方法です。

長い時間お湯に浸かっていると、肌の角層から水分が吸収されるため、保湿成分のひとつである油分が失われます。

指先がシワのよった状態になっているのは、肌の油分が失われている証拠です。

体が温まる程度の時間と温度を意識するようにしましょう。

 

 

入浴方法以外に気をつけたいポイントとはお風呂上がりに肌が乾燥する理由のひとつとして、脱衣所の温度もあげられます。

お風呂で温まった体が、低い温度の脱衣所に出ることによって、大きな温度変化にさらされることになります。

大きな温度変化が肌に刺激となり、かゆみやじんましんを引き起こす原因になるのです。

気温が下がる時期には、脱衣場にも簡易的な暖房器具を置き、温度変化を減らす工夫をしましょう。

湯船のふたを開けておくだけで、蒸気によって適温に暖まります。

肌の乾燥を防ぐためには、温度差を少なくすることも重要なポイントです。

 

お風呂上がりには、お風呂で付着した水気とともに肌の潤い成分や水分が蒸発しないよう、すぐにタオルで水気を拭きましょう。

肌をこすらずに、水気のみを拭き取るようにします。潤い成分の蒸発を最小限にとどめるために、お風呂上がり5分以内には保湿ケアを行いましょう。

顔と体の保湿ケアには、化粧水と乳液に加えて、保湿クリームを使用します。化粧水・乳液・保湿クリームは、使用前に脱衣所に置いておくなど、あらかじめ温めておくという方法が有効です。

気温の低い冷たい状態は肌に浸透しにくくなります。また、肌にのせた瞬間に毛穴が引き締まり、有効成分の浸透をさまたげる原因にもなります。

 

 

このように肌を労わりつつケアすることで乾燥を防ぐことができます。

肌がトラブルを起こす前にぜひ出来ることからでもいいので実践してみてください。